看護師の吉田です🐱
先日7/15に大阪で開催された、WJVF第9回大会に参加させていただきました。
たくさんの内容を勉強させていただいたのですが、その中から猫の口腔内疾患についてお話したいと思います。
さて、猫ちゃんを飼われている方の中で、お口のケアをされている方はどの位いらっしゃるでしょうか?
わんちゃんで、歯みがきやお口のケアをされている方は多々いらっしゃると思いますが、猫ちゃんでお口を触らしてもらうというのは、なかなか難しいと思います(^_^;)
実は猫ちゃんもわんちゃんと同じように、歯周病にかかってしまう事があるんです!
猫ちゃんの歯周病の症状としては、口臭、よだれが出る、食欲不振、噛み方、食べ方がいつもと違う、前足で口をぬぐう動作が増える身繕いをしなくなる、などがあります。また、身繕いをしなくなると、全身状態にも影響が出てきてしまいますし、お口が痛くてごはんをあまり食べないとなると、体調に影響が出てきてしまいます。このような状態になってしまいますと、全身麻酔をかけての処置をする事になってしまいます
お家の子に、全身麻酔はなるべくかけたくはありませんよね?では、お口を触ることが出来ないのにどうやって予防をしたらいいの?と思われる方もいらっしゃると思います。そんな方に当院でも販売をしているおすすめの商品があるので、ご紹介したいと思います。
まず一つ目がこちら、アクアデントです。
こちらは飲み水に100倍希釈(例:水500mlに対しアクアデントを5ml入れる)していれてもらうデンタル液です。いつもの飲み水として飲んでもらう事で、歯みがきケアが出来るという効果があります。こちらの商品は犬猫兼用となっております。
二つ目は、t/dという歯と歯茎をケアしてくれるフードです。
こちらのフードは、噛むことで歯の表面の汚れをこすり取り、歯垢や口臭の軽減 口腔内と、全身の健康にも配慮しています。ごはんとして食べることで、歯のケアをすることができます。またこちらの商品はわんちゃん用もあります! アクアデント、t/dはどちらとも当院で購入頂けますので、詳しくはスタッフまでお伺いください(^^)/
続いてもう一つ疾患を紹介します。
みなさんは、吸収病巣という言葉を聞いた事がありますか? 吸収病巣は、特に大きな疾患ではないのですが、歳を取るにつれ、歯根と歯冠が吸収され歯と歯肉の間が薄くなってしまうものです。
*セミナー資料より
3歳以上の猫ちゃんの50%が、吸収病巣になっているそうで、上の犬歯の横の歯(第2前臼歯)、下の犬歯の横の歯(第3前臼歯)がなくなっているそうです。 猫ちゃんを飼われている方は一度確認してみて下さい🐱